甲虫時記

山形県を中心に東北の昆虫を調べています。

草原の昆虫

クロシジミ 昨年から保全活動で草原に通っているにもかかわらずクロシジミの写真を撮っていないことに気かがついたので県内の草原へ。発生後期で個体数は少なく、擦れている個体が多い。 近年は草原環境の減少から、本種も激減している。 ようやく見つけた個…

山形のオオアオカミキリ

晩夏の渓谷へ、オオアオカミキリを探しに。 この日は朝から霧雨が降り続いた。 樹皮が濡れていると、発生木での運動会は見られない。 雨宿りをしている数個体を見ただけだった。 最も美しかった個体。 今年も真夏のピークは去って行ってしまった。

海岸を歩く

日本海の海岸を調査で広く歩く。 いろいろな動植物と出会ったが、かいつまんで数枚。 カワラハンミョウ シロヨモギ 夕日を背に狩りをするミサゴ。 時折、大きい魚を持って戻ってくる。 望遠レンズがあれば、持ってくる魚の種類までわかるんだろう。 そんなた…

サビイロクワカミキリ

サビイロクワカミキリ Apriona swainsoni (Hope, 1840) 昨年、福島県で記録された外来種のカミキリムシ。 JAPAN,Fukushima. 24,Ⅶ,2022.

雲の峰に住むオサムシ

チョウカイヒメクロオサムシ arabus opaculus shirahatai 森林限界に生息するオサムシ。 山形県内では少なく、出会うのに苦労した。生息地の中でもいる場所といない場所がかなり明確にあり難しい。今回も一部の狭い範囲のみで確認することができた。 前胸部…

キンイロネクイハムシ

キンイロネクイハムシ Donacia japana Chujo et Goecke, 1956 山形県では、記録が少なく得難い種類。 この時期はスゲの花によく訪花する。金色の中に浮かぶ油模様が美しい。 5,Ⅵ,2022. JAPAN,Yamagata.

朝日山系のブナ林

この日は、朝日山系のブナ林へ。 この季節のブナ林は非常に美しい。 ツキノワグマの爪痕 クマの爪痕はよく見かけるが、こんなのは初めてだった。 専門家の方に聞き、どうやってついたか知ることができた。単純なことだが意外と思いつかない。 カタクリ キク…

四国のキンキコルリクワガタ

キンキコルリクワガタ Platycerus takakuwai akitai Fujita,1987

ネブトクワガタ

今年の春、東京の実家に帰ったついでにネブトクワガタに会いに行ってきた。 ネブトクワガタの3令幼虫 一番大きい個体に限って、いい構図では出せなかったのでこんな写真、、久々に出会えてよかった。

シコクコルリクワガタ

ニホンマムシ

広葉樹林の中、木漏れ日で照らされる林床にたたずんでいた。 鋭く光る眼光がかっこいい。 15 Ⅴ 2020. JAPAN,YAMAGATA.

濃霧に包まれたブナ林

東北にもやっと春が訪れてきた。 近所の土場ではクリストフコトラカミキリがせわしなく走り回っているし、アオサギの死骸にはヘリトゲコブスジコガネが集まっている。こういう光景を見るとようやく春の訪れを感じることができる。 この日は、残雪が残るブナ…

山形県のコアオマイマイカブリ

Ⅲ 2020. JAPAN,Yamagata.

青いホソツヤルリクワガタ

ホソツヤルリクワガタ Platycerus kawadai Fujita et Ichikawa, 1982 は、地域による色の変異が強く、集めると非常に面白い。 この日は、雄雌共に青味の強い山地に訪れた。 気温が高かったこともあり尾根沿いの材に入っていた個体は割り出すとすぐに動き始め…

ホソツヤルリクワガタ

ホソツヤルリクワガタ Platycerus kawadai Fujita et Ichikawa, 1982 16 Ⅲ 2020. JAPAN,Kanagawa.

オオクロカミキリ

モミの立ち枯れにて。 産卵を終えて力尽きたであろう雌の個体。 体表には白い菌がついていた。ボーベリア菌だろうか。 10 Ⅲ 2020. JAPAN,Shizuoka.

ミヤマツヤハダクワガタ

毎年、秋から春にかけてブナ帯に生息している小型のクワガタを見るため、各地に出かける。 久々に、ミヤマツヤハダクワガタを見たくなったので高校時代の友人二人を誘い、静岡の山に足を向けた。 友人が割り出した個体。いい感じで割り出していたので写真を…

東海へ

トウカイコルリクワガタ Platycerus takakuwai Fujita,1987 久々にフィールドに出たこともあり、いつもより一層に輝いて見えた。 3 Ⅲ 2021. JAPAN,Shizuoka.

月山のブナ林

月山のブナ林を歩いた。 高校時代、群馬県の冬のブナ林に通い詰めた時期があった。 その頃を思い出し懐かしく感じる。林の植生などはたいして変わらないが、ブナの出現する標高などその他諸々、関東のブナ林とは違い、まだ真新しさがある。 この日の目的は果…

オオサカアオゴミムシ

今年の夏は湿地性ゴミムシをひたすら追いかけた。 こいつが現れる湿地帯は基本的に良好な環境が残っており、多様な湿地性の昆虫を観察することができる。 生息地での個体数は少なくはないが、生息地自体が極端に少ない。 基本的に、多くの数を採りたくないの…

標本作成の時期

毎年、冬の時期は標本作成に勤しむ。今年は例年に増して標本を作った。 この日は、春に行ったブナ林での採集品を開いた。 JAPAN:Yamagata.2020. 藍色をしたユキグニコルリクワガタ。 実物は更に美しい。

千葉県のネブトクワガタ

JAPAN,Chiba. 2021. この種類は、西日本には多産するが東日本では非常に少なく、見つけるのが難しい。これまで、埼玉、東京で観察することができているが、千葉県では見ることができていなかった。非常に嬉しい収穫となった。